何でだか人気がある先輩とデートとして、大好きになって。誰にも知られなくても、すごくうれしい大切な時間だった。会社では内緒、それは当たり前。だって話をしたくなる友達もいなかった。柴田操 やっと二年目のOL。ひっそりと大人しい自分だけど、楽しい時はあります。ありました。ただ、それが長く続かなかっただけ。元々それほど彼には大切な時間じゃなかったみたい。食堂で聞いた噂に打ちのめされて。慰めてくれたのが唯一の同期だった。新しい友達が出来たことを喜ぼう。少しだけ男性不審になりかける。私に声をかけてくるかっこいい人なんて、絶対いないから。そんな私が出会ったのは会社のあるビルの警備をする人だった。少しづつ、友達だったその人が当たり前の大切な存在になりました。ちょっとだけ臆病になった操の恋愛の話です。
文字数 82,993 |  最終更新日 2018.6.29 |  登録日 2018.6.04