何でだか人気がある先輩とデートとして、大好きになって。
誰にも知られなくても、すごくうれしい大切な時間だった。
会社では内緒、それは当たり前。
だって話をしたくなる友達もいなかった。
柴田操 やっと二年目のOL。
ひっそりと大人しい自分だけど、楽しい時はあります。
ありました。
ただ、それが長く続かなかっただけ。
元々それほど彼には大切な時間じゃなかったみたい。
食堂で聞いた噂に打ちのめされて。
慰めてくれたのが唯一の同期だった。
新しい友達が出来たことを喜ぼう。
少しだけ男性不審になりかける。
私に声をかけてくるかっこいい人なんて、絶対いないから。
そんな私が出会ったのは会社のあるビルの警備をする人だった。
少しづつ、友達だったその人が当たり前の大切な存在になりました。
ちょっとだけ臆病になった操の恋愛の話です。