恋人の浮気を目撃して走って逃げたその日の夜のこと。ヤケ酒が足りなくなり買いに来た24時間営業のスーパーで、私はあり得ない光景を見てしまう。私の視線の先には、“スパダリ100万円”という値札があった……
「オネエサン、トテモオカイモノジョウズネ」
金髪碧眼の半裸スーパーイケメンが片言で告げてくる。ぽかんとする私を見た彼が再度値札をちぎり、とうとう0円になった。
え? プライスレス?
※ムーンライトノベルズにも掲載
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