あなたの一番になれたらいいのに
身代わりでもいい。私を愛して……
かつて、双子の姉・灯里のふりをして、
姉の恋人で自らの想い人でもある和範と一夜の過ちを犯した光里。
そのことは胸に隠したまま、もう関わるまいと思っていた。
それなのに、運命のいたずらだろうか、
交通事故に巻き込まれたことがきっかけで和範と再会してしまう。
しかも、和範は事故で光里に怪我を負わせた責任を取るように、
光里にプロポーズしたのだ。
和範に優しくされて嬉しい反面、
そこにあるのは愛ではないのだと自分に言い聞かせる日々。
――和範は、ただ罪悪感から私といるだけ。
彼が本当に愛しているのは、私じゃなくて灯里なのだから――
そう思っても、彼を求める心は止められなくて……
■単行本 ■定価1,320円(10%税込) ■2020年12月25日発行(実際の発売日は書店、各電子ストアによって異なります)
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