私エラノーラ・ロードヴィスは伯爵令嬢として何不自由のない生活を送っていた。私は悪い人間ではなかったと思う。ただ、愚かだっただけ……。美しい両親がいて、天使のように可愛い弟がいて、わたしは愛され幸せだった。成長し、王立学園に入学し、そして断罪されることになる将来が待っているとは夢にも思っていなかった。
※「エラノーラ・ロードヴィス!お前との婚約を破棄する!!」まで行きたいのですが、道のり遠し。千里の道も一歩から……
文字数 20,459 | 
最終更新日 2019.11.20 | 
登録日 2019.1.15