「私が婚約!?冗談じゃないわ!」男性が代々受け継ぐとされてきた華道の家元制度の中で千島流華道家元の家に一人娘として生まれ、華道家としてもそれなりに認められている千島未鈴(ちしまみすず)は次期家元候補として期待されていた。しかし、その未鈴は婚約者を決められてしまった腹いせに人生初のホストクラブに来ていた。遅れてやってきた反抗期―――ずっと反抗期(弟子談)の未鈴は腕は確かなのだが、その評判は華道界の暴れ馬、変人、型破りなどなど。そんな未鈴が人生初のホストクラブに意気込んできたのはいいけれど、気になるのは隣にいる男じゃない。飾ってある花が気になっていた。「生け直していいですか?」生け直した花をナンバーワンホストの穂泉至信(ほずみしのぶ)に否定されてしまう。否定された未鈴は自分への挑戦だと思い、至信に宣言する。「私の力を認めさせてやる!!」ホストクラブに出入りをすることになったのだった―――※視点切り替え有ります。※R-18には※R-18マークをつけます。飛ばして読むことも可能です。※本編終了後におまけがあります。(読後推奨のため本編終了後オープンにします)※フィクションです。実在する人物、団体、事件等は一切関係ありません。
文字数 47,027 |  最終更新日 2021.1.22 |  登録日 2021.1.15