★2022年5月6日から1話をのぞき、いったん非公開にします。申し訳ありません。「お嬢」「お嬢さん」私、栢本純羽(かやもといとは)の立場は社長令嬢だから、栢本製作所で働く人達はそう呼んでくれるけれど―――広告の大特価!タイムサービス五時から!の商品をチェックする日々だ。なぜなら、父は自らの理想のため、需要の少ない製品を開発し続ける夢見がちな性格(乙女以上)栢本製作所はいつも自転車操業。おかげで私は物心ついた時から貧乏生活。そんな暮らしが嫌になった母は出て行ってしまうし―――その母の代わりじゃないけど、気が付くと栢本製作所に出入りして、まるで家族みたいになっていた宮北剛遥(みやたけたけはる)。時任グループの重役で婚約者までいるみたい。そんな偉い人にはまったく見えなくて、年上なのにヤンチャ坊主ってかんじ。私に対しては過保護で甘いところがある剛遥はいつも父と一緒に胡散臭いものばかりを作っている。父と倹しい生活を続けていた中、栢本製作所が経営のピンチに!取引先の大企業國友重工から援助の申し出がきた。けれど、それは私の結婚が条件!?★R-18には※R-18のマークをつけます。とばして読むことも可能です。★視点切り替えあり★高校→時間経過あり。★時任シリーズ第4弾(シリーズですが、この作品だけでも読めます)
文字数 2,872 |  最終更新日 2021.4.10 |  登録日 2021.4.10