★宮ノ入シリーズ第1弾※1/31本編と番外編を改稿しました。継母と異母妹は前妻の子である姉の美桜を家政婦として扱っていた。家を出ようとしても継母の実家の力で住む場所も決めることができず、友達は嫌がらせを受けてしまい、美桜は自分から自然と距離を置いた。28歳になっても家から出してはくれず、黙々と家事をこなしていた。23歳になった妹には見合い話がたくさんくるにも関わらず、美桜にはお見合い話はこない。妹の梨沙は自慢げにお見合い話を美桜に見せつけていた。欲しいのはそんなものではなく、自由なのに―――美桜はそれをなんの感情もなく見つめていた。けれど、そんな美桜に一つだけ見合い話が持ち込まれた。
文字数 67,698 |  最終更新日 2021.5.09 |  登録日 2020.8.03