俺はインターネットこそ、パンドラの箱だと思っている。
ネットによって家庭崩壊した星野航平は、絶望の渦中にいたが、マッチングアプリの存在を知って希望を持ち、人類に残された最後の希望、それは女を愛し、未来へと遺伝子をつなぐこと。つまり赤ちゃんを授かることが希望なのだという結論に至った。
一方、同じマッチングアプリに登録していた姫川希美は、太った身体をもとに戻そうと、ジムに通って懸命にダイエットしていた。そんななか、スタジオで会ったヨガの先生に一目惚れするのだが……なんと、先生とはマッチングアプリのなかでつながっていた!
この物語は、仮想現実で知り合った男と女の、絶望から始まるラブストーリーである。
文字数 18,097 | 
最終更新日 2020.7.20 | 
登録日 2020.7.12