真田(まだ)しおり、播野祐 (ばんのたすく)は幼馴染で。記憶のない内から一緒にいた。隣同士に家を買った母親同士が仲良くなって、いつも一緒に遊んでいた。窓を開ければお互いの部屋はすぐそこで。窓から出入りしたり、お菓子を分け合ったり。ずっとずっとそうだと思ってた。ちょっとした照れ隠しの言葉とうっかり聞いてしまった会話。本当にそれだけですれ違いが始まって。幼馴染がようやく終わる時に始まるお話です。
文字数 110,270 |  最終更新日 2018.4.08 |  登録日 2018.3.11